此花町に、喫茶店「珈琲舎 莫迦Bacca(バッカ)」っていうお店があるんです。
金沢駅東口(兼六園)から出て、ライフワンビルを左折し、右折して細い道を入っていくとあります。こんなごちゃごちゃしたところに、喫茶店なんかあるんかい?という場所。
お店の前に2台駐車できますが、前が狭いので運転が苦手な人やVOXY・セレナなどの5ナンバーより大きな車は難しいかも。
コーヒー豆がたくさん置いてあり、テイスティングさせてくれる
私はコーヒーは好きですが、特にプロ級に詳しいわけではありません。なので、こういうメニューを見たら面食らうわけです。
おおっ、しかもいい値段するじゃないの・・・ちょっと入るお店間違えたかしら?と思っていると、店主が声をかけてくれました。「そちらにある豆、ふたを開けて香りをかいでいただいてもかまいません。しっくりくるものやお好みで注文してください」
と言われて、出てきたのがこれ↑。
調味料みたいなボトルに、コーヒー豆がずらりと並んでました。この中には豆が入っているので、名前を見ていいなと思ったらふたを開けてみて、においをかぐ。
その中から、自分がいいなと思ったコーヒーをいただけるんです。つまり香りでテイスティング。
私はこちらにしました。「ホンジュラス ジークライン農園」。
香りが合うような気がして、自分で決めました^^
一人マスターだから、ちょっと時間がかかる
「おひとり分ずつ入れますので、ちょっとお時間いただきます」という掛け声をいただき、私は2番目に入れていただきました(今回は3人で行きました)。
ワインのようにアロマをかいで、口の中に含んで・・・といつもよりもじっくり飲んでみることにしました。
んー・・・深い。
香りが好きだな、と思ったコーヒーだけに、自分が受け入れやすい味。
しかも、マスターがいろんなうんちくを話してくれて、産地とか飲み方、昔話など。どこにそんなにたくさんの引き出しがあるのかなー?というくらいお話が止まらない。
で、最後にお勧めしてくれた飲み物がこれ。これが衝撃でそれまでのお話も吹っ飛んで・・・って感じなんですけどもね。
こちら、実際にはエスプレッソの飲み方で、”溶けきらなかった砂糖をスプーンですくって食べる”という方法。しかもこの砂糖、マスターがおすすめのオーガニックシュガーなんです。いただいてみると、コーヒーの苦みが砂糖と相まって香ばしさに代わって、本当に砂糖溶かしただけ?というくらいお菓子のようなおいしさ。
私は負担あまりエスプレッソは飲まないので、今回こういった楽しみを教えてもらって、今度はエスプレッソも注文してみようかなと思いました!
ほかのカフェとは、ちょっとちがうなと思った雰囲気
珈琲舎 莫迦Baccaさんはちょっと独特で、これまで行ったことのあるカフェとは一味ちがうなーと思うことがいくつもありました。
まず、コーヒーがデキャンタのまま出てくる。
珈琲をカップに注いだ時に香りが立つので、その香りをお客様に届けるサービス。
あとは、目の前にグラスがありまして、このチョコは食べてもいいみたいです。
もちろん、いただきました(笑)
最後に、昔やっていたバーのお話を聞かせてくれたところ。
今は土日の日中にカフェのみを営んでいるとのことですが、以前は夜バーにチェンジしていたそうです。いろんなお酒をみせていただき、また香りを(笑)
私たちは2名カウンターに3人で座り(椅子を1つ出してもらった)、後ろに4人掛けテーブルが1つ、2人掛けのすごく小さなテーブルが1つあります。合計8名ほど入れます。
※このときは、4人掛けテーブルでオンラインミーティングを若者がおこなっていて、とてもうるさかったですが・・・普段はそんなことはないと言っていました。(私たちの相手をしてくれていたので、片付けは優先度を下げておられました)
珈琲舎 莫迦Bacca
所在地:石川県金沢市此花町 4-26
電話番号:076-263-6705
営業時間:土日祝日 12:00~23:00
定休日:水曜日
JR金沢駅から徒歩3分。予約はできません。