倶利迦羅不動寺の冷やし紫陽花
金沢市内から40分ほどドライブすると、隣の津幡町に倶利迦羅不動寺があります。
昨年、SNSで「冷やし紫陽花」の存在を知ったときには時すでに遅し、今年は絶対に見に行く!と決めていました。先週訪れることができたのでご紹介しますね。
花を見る、というのは、季節を感じるし、また自然も感じることができます。
街中は便利な点、ガヤガヤとした喧噪でときどき心静かに、花や緑、滝などを眺めていたいなと思うようになりました。今回、金沢市内からは少し離れてしまうのですが、そういった思いもあってご紹介します。
倶利迦羅不動寺とは
河北郡津幡町の倶利迦羅不動寺は、家内安全、商売繁盛といったご利益のほか、「車両祈願」があります。
車のナンバーをメモして持っていくと、祈祷してくださいます。
寿永二年(1183)の倶利伽羅源平合戦の際、兵火に遭い、多くのお堂や寺宝、記録などが焼失しましたが、その後、源頼朝によって再興されました。戦国時代の天正年間(1573〜1592年)には衰退し、廃寺同然となりましたが、江戸時代の寛永年間(1624〜1644年)に秀雅上人が再興し、さらに加賀藩主前田家の祈願所や参勤交代の休憩所となったことから、社殿の再建や寺領の寄進が行われ、寺運が再び隆盛しました。
江戸末期の天保七年(1836)に門前の茶屋から出火し、山門や不動堂が焼失しました。再建されないまま明治維新を迎え、明治二年(1869)の明治政府による神仏分離令によって長楽寺は廃され、手向神社となりました。その当時の仏像類は、金沢市の宝集寺、小矢部市の医王院、津幡町倉見の専修庵などに譲渡されました。
※公式サイトより。
現在、冷やし紫陽花を飾っているのは、山頂本堂のみ
6月21日現在、冷やし紫陽花を飾っているのは、倶利迦羅不動寺の山頂本堂だけ。
途中、倶利伽羅の道の駅の上を上がった「鳳凰堂」という場所もありますが、調べてみたところこちらではまだ紫陽花は出ていないとのことでした。また電話して確認してみたところ、本堂は周囲を散策するのであれば閉館時間などは特にないということ。
夕方の少し涼しくなる時間帯を狙って訪れました。
鳥居をくぐって、階段の上まで登ると、右手の手水舎にきれいな紫陽花が。
私は他の方の写真を見て「絶対見に行きたい!」と思っていました。で実際に見に行くと、手水舎ですからさほど大きくはありません。そこが不満なのではなくやはり撮影ポイントで混雑している。だからささっといいポイントで撮影してみなさんと愛でました。
手水が出ている竹と紫陽花のバランスがなんともいいです^^(撮影は難しいのですが)
カメラをもう少し引きますと、こんな雰囲気です。
冷やし紫陽花がある場所は、もう1か所
倶利迦羅不動寺の山頂本堂には、もう1か所、冷やし紫陽花スポットがあります。
本堂を背にすると、後ろに鳥居の通路(千本鳥居とまではいきませんが)があります。
そちらを降りていくと、左手に水場が。龍の口から流れる水に紫陽花が浮かんでいます。こちらも撮影スポットですね。
通路の下まで降りていくと、これまた紫陽花をめでることができますよ。
紫陽花の花は品種が豊富で、色とりどり。
こういった場所でないと彩り豊かな花を愛でるのは難しいのでとてもうれしく思います。
本堂でお参りして、御朱印もいただきました。
私はこの日、御朱印帳を忘れて行ったのですが、別紙タイプも買うことができたのでこちらを帰宅後に御朱印帳に貼っています。
車で行くにしても、金沢市内からは少し離れているのですが、ぜひ季節を感じに訪れてほしいです。
周辺のお店を見るとお蕎麦を楽しむこともできるので、次に行くときはおなかをすかせて行こうと思いました。
倶利迦羅不動寺 山頂本堂
所在地:石川県河北郡津幡町倶利伽羅リ-2
TEL: 076-288-1451
受付時間: 9:00~16:00
※受付は16時までですが、鳥居から中に入って散策するだけであれば特に閉館時間等はありません。
※道の駅 倶利伽羅方面からは「倶利伽羅不動寺西之坊鳳凰殿」となり本堂ではありません。