金沢は、今、北陸新幹線も来て、日本列島の真ん中で、非常に注目を集めている都市。
実際に私の知り合いでも、「夫婦で移住を考えていて、候補地に金沢も入っている」と話してくれます。しかし、移住となると旅行のような一時的なものではなく「暮らす・住む・生きる」という長いスパンで考えなくてはいけないですね。
気になるのは、こういうことではないでしょうか。
- なぜ、移住したい?
- 住むところ(家や場所)をどうする?
- 子育てはどうする?
- 仕事はどうする?
なぜ金沢に移住したいか?は大事
金沢になぜ、移住したいか?と理由をきちんと考えるのは、大事だと思います。
「金沢に住むのはいいですよ、いい街ですよ」といくら口でお伝えしても、快適かそうでないかは個人の感じ方もあります。実際に「天気が悪くて気分が落ち込む」「車がないと不便」「お給料が安い」などというのは、東京と比べて、金沢についてよく聞く意見です。
もちろんその逆で、いいところもたくさんあります。「子育てしやすい」「生活のコスパがよい」「マイホームを持てそう」「食べ物がおいしい」・・・など。
そのため、何が大事で何を許せるか。
- 少しお給料が落ちても、お手頃な家賃でおいしく新鮮な素材で料理したい。
- おしゃれなカフェに行きたいときもあるけど、それより自然豊かな環境で子育てしたい。
- 転職で選べる会社は少ないけど、時間に追われずゆとりをもって仕事や生活をしたい。
- 友達やコミュニティ仲間とは離れるけど、メールやテレビ電話で会話すれば大丈夫。
こういったことをしっかり見つめていないと、つい現実逃避したくなったり、こんなはずじゃなかったと思った瞬間に自分に負けてしまう。金沢自体は悪くないので、そういったイメージで金沢をずっと見てしまうのって悲しいじゃないですか。
自分の中で、「これは譲れないな」という条件が、金沢でもできる!と感じたら、移住を考える初めの一歩になりそうですね。
金沢でのライフプランを描ける?
ひとりで移住を検討している人、ご夫婦や家族で移住を検討している人、さまざまだと思います。そのときに、「今後、20年、30年、もっとそれ以降のライフプランをどう描くか」という視点が大事になってきます。
5月23日、国が「老後は長いんだから、自分で蓄えてね」という趣旨の指針を出しました。こちらの地元北陸新聞でも、つい数日前にこの記事が1面に載りました。
人生100年時代の蓄えは? 年代別心構え、国が指針案
私は、都会にいるよりも金沢のほうがコスパ良く生活できると思っているので、金沢に住むことは金銭面や自然環境の面でもメリットがあると思います。
- どのくらいの生活レベルを保ちたい?
- どんなコミュニティに属したい?
- どんなところで働きたい?長く働けそう?
- 趣味や、趣味を楽しめる場所はある?
夫婦やお子さんで家族会議をしながら、移住のイメージを固めたり方向性を決めていきましょう。
金沢は、都会へのアクセスも便利
金沢から、関東方面へは北陸新幹線、関西方面はサンダーバードがあります。
サンダーバードは特急なので少し遅いですが、北陸新幹線の延線も視野に入れると将来的にはとても交通の便が良くなります。
だからこそ、毎日の生活はゆったりと時間の流れる金沢で、
出張や旅行へは都会へ、
とメリハリをつけることも可能になります。
今、金沢駅周辺は地価が上がり始めています。
金沢駅周辺、香林坊や片町(繁華街)、西泉や押野といった住宅街は軒並み上昇傾向にあります。つまり、周辺から注目され実際に開発も進んでいます。
生活拠点を移すことはとても勇気のいること。でもしっかりと検討すれば早めに動けて、イメージとの乖離も少なくなります。
金沢への移住を検討している人には、ぜひ移住のイメージがさらにわくように情報提供していきたいと思います。

