金沢城公園は、兼六園と同様に四季の景色を楽しむことができる公園。また、兼六園のすぐそばにあるので、セットで観光に訪れる人も多いんです。
小さいころには、修学旅行や遠足で訪れることもあり、広々とした敷地の中にお堀や庭園、門などの見どころがあるので、じっくり回ってみてほしいですね。
最近では特に中高年のご夫婦やグループをよく見かけます。教科書に出てくるような歴史ある建物に、みなさん興味津々です。
このページでわかる情報
金沢城は、歴史ある建物
金沢城公園の公式サイトより。
天正11(1583)年、前田利家が金沢城に入り、その直後から本格的な城づくりが始められました。
キリシタン大名として知られる高山右近を招き、築城の指導をを仰いだと伝えられています。
西丁口から尾坂口へと大手が変更されたのもこの頃です。
しかし、当時は城内に重臣たちの屋敷があり、決して広い城ではありませんでした。
慶長7(1602)年、落雷により天守が焼失した後、天守は再建されず、
本丸には三階櫓と二の丸には御殿が建てられました。
金沢城の見どころ おすすめをご紹介!
五十間長屋
五十間長屋は、延べ床面積1894.23平方mを復元した建物。
長屋って、現代の私たちの生活ではほとんど見かけないので、その迫力あるサイズに驚きます。
この五十間長屋の建物は平成10年から3年4カ月をかけて復元されたもの。五十間長屋は武器の倉庫として活用され、その端部にある菱櫓は大手と搦手を見張る物見櫓、橋爪門続櫓は二ノ丸大手の橋爪門枡形を見張る物見櫓として活用されました。
前の芝生の部分では、さまざまなイベントが行われています。
橋爪門
橋爪門は、「石川門」、「河北門」とともに「三御門」と呼ばれ、とても格式の高い門。
文化五年(1808)の二の丸火災で焼失した後、文化六年(1809)に再建された姿を復元しており、その雄大な姿はほかの門にも負けていません。平成24年6月に工事着工、平成27年3月という最後に完成した橋爪門がそろって、「三御門」全てが整い、江戸後期の景観が再現されています。
そして、石川門
金沢城公園のパンフレットなどに使われる、いちばん有名な写真は、石川門です。
特に、この季節は桜とのコラボレーションが最高に美しいのですが、門だけでなくその周りの石垣も素晴らしい。
金沢城では、場所によってデザインが工夫されており、修復も繰り返されているので、石の形や並びといった種類を眺めるだけでもちがいが楽しめるのです。歴史資料が豊富なことからも金沢城は「石垣の博物館」と呼ばれています。
お堀、石垣、門、長屋。
現代の建築ではお目にかかれない様式ばかりです。自然を感じながら、1つ1つの建物・原料・造りを眺めて散歩してみてくださいね。
金沢城公園
〒920-0937 石川県金沢市丸の内1番1号
開園時間:7:00~18:00(3月1日~10月15日)/8:00~17:00(10月16日~2月末日)
入園料:無料
※菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門については、入館料が大人一人310円必要です。

