尾山神社は、その名のとおり石川県金沢市尾山町にある神社。
金沢の中心部という観光に便利な立地にあるので、バスで行けますし気軽に立ち寄ることができます。本当に、街中の大通りから見える位置にあります。
私も、実はこの神社で厄年のおはらいをしてもらおう、もらおうと思っていたのですが、仕事が忙しすぎて断念・・・その年は車の追突に二度あうなど、大変苦労した年だったことを覚えています。
なぜかというと、個人は予約不要でお祓いをしてもらえるんです。
開始時間は尾山神社の公式ウェブサイトに記載があり、その10分前に受付を済ませさえすれば、お祓いを受けられます。
また、この建物の左奥に行くと、御朱印がいただけます。※御朱印帳もそちらで販売してます。右手にあるお土産屋さんには置いていませんでした。
このページでわかる情報
尾山神社は、由緒ある神社
加賀藩祖前田利家公と正室のお松の方を祀る神社。
慶長4年(1599年)に加賀藩藩祖前田利家を祭り創建された卯辰八幡宮を、明治6年に卯辰山から現在地に移し、尾山神社としたとされ「文武両道」「必勝」のご利益があると言われています。
葉が少し混ざっていたけど、まだきれいな桜が咲いていました。
毎年6月の第1土・日曜に行われる百万石まつりの百万石行列でも、前田利家公が立ち寄るのが、この尾山神社。
神社という割には洋風の、少し変わったデザインだなーという感じがしますが、明治初期に建てられた数少ない擬洋風建築遺構の1つであり現在は、国の重要文化財に指定されているんです。
洋風という理由の一つが、このステンドグラス。
夜にはライトアップされるので、とても神秘的な雰囲気を味わうことができます。
5色のカラーガラスから見えるその明かりは、北前船の船乗りが目印にしたといわれてもいます。
公式ウェブサイトでは、宮司さんが以下のようにコメントしています。
前田家の威光を象徴するような建築物をつくろう、という人々の意気込みの表れだと思います。伝統を守りつつも、新しいものを柔軟に取り入れていく金沢人の気風や美意識は、この頃からあったのですね。
とはいえ和漢洋の3様式を取り入れた斬新なデザインですから、反対意見も出たとの記録が残っています。しかし現在、神門は国の重要文化財に指定され、金沢のシンボルのひとつとなっていますから、当時の人々の決断は大正解だったと言えるでしょう。
尾山神社には、中に小さな神社がある
「金谷神社」といい、尾山神社の摂社。摂社とは、神社の主祭神とゆかりの深い神様をおまつりする小さな神社のことだそう。
前田家2代以降の藩主・当主とその奥方がまつられているとのこと。
街中にありアクセスもいい神社。近江町市場からもほど近い場所。
車で行くときには近隣のパーキングを使う必要がありますが、自分のいろんな区切りや季節の節目などにもっともっと参拝に行こうと思いました!
尾山神社
所在地:石川県金沢市尾山町11-1
電話番号:076-231-7210
営業時間: 9:00~18:00
定休日:年中無休
JR金沢駅より北鉄バス南町下車、徒歩3分